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お知らせ : 『 いつまでも共に 』
投稿日時: 2011-08-06 15:00:00

松本山雅の仲間として共に戦っている、松田直樹 選手が、8月4日に亡くなりました。 

正直に言うと、いまだに信じることができません。 
自分のクラブの選手がこの世を去ってしまったときの言葉なんて、何も持ち合わせていません。 
松本山雅を応援してきて、こんなに大きな悲しみを味わったのは初めてです。 
それほどに辛く、受け入れがたいことです。 

横浜F・マリノスや日本代表で、長年に渡って多くの人々を魅了してきた松田選手。 
そんな彼が松本の街へとやってきたのは、今年の初めの頃でした。 
サッカーファンなら誰もが知る松田直樹の入団に、全ての山雅サポーターが胸を躍らせました。 

その後の、彼と共に過ごした8ヶ月間。 
ここでは語りきれない紆余曲折がありました。 
一年にも満たないわずかな時間ではありましたが、多くの喜びがあり、悲しみがありました。 

その間、彼は、ピッチの中でも外でも、とても人間臭い選手でした。 
JFLでは他を圧倒する技術、経験を持ちながらも、常に思い通りにはならなかった。 
驚くほど鋭いプレーをしたと思ったら、今度は「おいおい」と思ってしまうような読み違いもする。 
喜怒哀楽を全く隠すことなく、勝った時は誰よりもはしゃぎ、負けたときは不貞腐れてしまう。 

最初は、僕らを導く象徴のような選手になるのだと思っていました。 
どんな時も、こうあるべき、という姿勢を示してくれる選手だと。 
しかし、実際は全くそうではありませんでした。 

マツは、誰よりもサポーターと気持ちを共にする選手でした。 
私たちと同じように悩み、傷つき、それでも前へ進み、闘う。 
その心の全てをさらけ出して、共感させてくれる人間でした。 
常に私たちと同じ目線でいてくれる、仲間でした。 

導くのではなく、一緒に歩いていく存在。 
やっと、そんなマツの魅力が分かり始めたところでした。 
最初に歌に込めた意味とは違っていても、彼らしい「松本の松田直樹」になり始めていた。 
そんな矢先の急逝に、本当に言葉がありません。 


それでも、サッカーは続いていきます。 
今週末は、首位のSAGAWA SHIGA FCをアルウィンに迎え、試合があります。 
こんな状況の中、私たちのクラブの仲間が、ピッチに立ちます。 

本当は、試合どころではない程のショックでしょう。 
いつも一緒に過ごしてきた仲間だから、当然のことと思います。 
それでも、マツが見たかった風景を実現させるために、彼らは闘ってくれます。 

私たちもそんな彼らと共に、闘いたいと思っています 

選手たちが苦しい時こそ、サポーターの声が必要です。 
決意を持って闘ってくれる彼らを勇気づけなければなりません。 
だから、私たちはいつも以上に、ピッチに立つ選手たちを応援したいと考えます。 

マツへのコールは、必ずやります。 
しかし、ピッチに選手が出てきた後は、彼らの応援に専念します。 
「松田直樹の応援」ではなく、「松本山雅の応援」を全力で行います。 
マツは「松本に来て本当によかった、何としても山雅をJリーグに上げたい」と口ぐせのように語っていたと言います。 
そんな彼なら、きっと喜んでくれると信じています。 

今は、みんなが苦しい時です。 
そんなときこそ、私たちは闘います。 
皆様もどうか、ピッチで闘う選手たちへの応援をお願いします。 

心を一つにして、共に闘いましょう。


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