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お知らせ : 甲信ダービーを前に
投稿日時: 2012-06-01 00:00:00

最も松本から近いJリーグクラブ、ヴァンフォーレ甲府。

1999年よりJ2に参入し、僕らの先を行く存在。
ボールを繋ぎ、テクニックと走力を活かしながら攻撃的に戦う印象的なスタイル。
決して大都市のクラブではないながらも、2度のJ1昇格経験を持つ強敵。

今週末は、そんな甲府との「甲信ダービー」となります。

Jの舞台では初となる、甲信ダービー。
その両クラブの関係は、昨日のエントリーにもまとめてあります。

> 48年目のスタート

しかし、ダービーとは言っても、まだその因縁は浅いと言えるでしょう。
「甲信ダービー」は、云わばこれから生まれるダービーマッチ。
意識せずとも自然と火花が散るような関係では、まだありません。

ですが、燃えられる要素はいくらでもあると思うのです。

たとえば、2010年天皇杯で一度だけ実現した松本と甲府の試合。

試合は0-1で僕らの敗戦でした。
しかし、それ以上に悔しさを感じたのは、甲府全体から漂ってきた余裕。
オンザピッチも、オフザピッチも。
彼らを必死にさせるとができないまま、余力を十分に持たれての0-1。
その悔しさは、未だに忘れることができません。

たとえば、甲府がアルウィンで何度かJリーグの試合を開催していたこと。

甲府は、年に1度ほどのペースでアルウィンでホームゲームを開催していた時期がありました。
そういう機会に僕らの先を行くクラブを目にし、希望を抱いたサポーターも少なくないでしょう。
しかし、そんな中でもある種の悔しさはあったように思います。
僕らは自分たちの街を彼らの「ホーム」にされ、いつもその差を見せつけられてきました。
未来の松本の姿を甲府に見る希望と引き換えに、いつまでもこのままで良いのか、という思いをしたものです。

正直に言って、甲府はまだまだ松本の先を行く存在なのかもしれません。
彼らはJ2では常に上にいて、昇格だけを目指して戦うクラブ。
それに対して僕らは、まだJ2に入ったばかりのクラブ。
その差は、簡単に縮まるものでは無いのかもしれません。

しかし、だからと言っていつまでも負けたままではいられない。
甲府にとって、松本は余裕の相手だと思われたままではいさせたくない。
アルウィンを自分たちの場所だと思わせるなんて、絶対にさせない。

僕らは昇格を勝ち取り、今年からJリーグに参入しました。
ようやくリーグ戦で甲府と戦うことができるようになりました。
甲府に対して、勝負を挑む権利を得ました。
ならば、いつかではなく、今こそ甲府を越えるために戦う時なのではないでしょうか。

松本がいつまでも負けっぱなしじゃないことを示そう。
簡単じゃない、必死にならなきゃ勝てない相手だと教えてやろう。
彼らが訪れるアルウィンは、これまでの「ホーム」とは別物だってことを見せてやろう。

それが簡単だなんて思っちゃいない。
だからこそ、今の時点の全力の松本山雅で行こう。
クラブ、選手、サポーターが一丸となって熱く戦い、みんなで甲府を倒そう。

甲信ダービーへご参戦の皆さん!
当日は両クラブの誇りを懸けた、激しい戦いが予想されます。
もしも拮抗した戦いになれば、その時はほんの少しの差が勝負を分けることになるかもしれません。

そういう状況になった時。
皆さんにはほんの少しの大きな声、大きな拍手で、勝ちたいという気持ちを表現することをお願いしたいと思います。
きっとそれがホームらしい空気を作り、選手に伝わり、最後のひと頑張りとなってくれるはずです。

Jの舞台で始まる新たな歴史、甲信ダービー。
みんなで、最高な試合にしましょう!
熱い応援、よろしくお願いします!


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