皆さんは天皇杯という大会に、どんな印象をお持ちでしょうか。
日本唯一、プロからアマチュアがまでが同じ舞台に立ち、ノックアウト方式で日本一を決める天皇杯。
恐らく、多くの山雅サポーターにとって、とても印象深い大会となっているのではないかと思います。
2年前の平塚では、湘南ベルマーレをPK戦の末に撃破。
昨年は浦和レッズをアルウィンに迎え、2−0の快勝。
いずれも戦前の予想を覆し、大会史に残る程のアップセットを演じてきました。
そのようなJクラブとの戦いの中でも、今回の甲府との対戦は特別なものなのかもしれません。
最も身近なJクラブ、ヴァンフォーレ甲府。
距離が近いことで、クラブ間では練習試合や選手の移籍元としても深い関係があります。
サポーターの中でも、個人単位の交流はいくらでもあるし、山雅サポの中には甲府を応援していた人も沢山います。
あらゆる意味で、甲府は僕らにとって一番身近なクラブと言えるでしょう。
そんな甲府と、遂にぶつかる時がやってきました。
今までのようなフレンドリーマッチでも無ければ、練習試合でも無い。
お互いの意地と誇りを賭けた、正真正銘の真剣勝負となります。
甲府はカテゴリーは上だし、会場はアウェイの小瀬で、その上日程もこちらの方が厳しい。
でも、そんなことは俺達には何の関係も無いんですよ。
やるからには全てをぶつけて戦うし、身近だからこそ絶対負けられない。
甲府は俺らに対しては、当然勝つと思ってるはず。
でも、侮られたままじゃ我慢出来ない。
だから、そんな甘い予想は俺らがねじ曲げてやりましょう。
それで甲府を本気に、必死にさせてやりましょう。
そんな本気のぶつかり合いだからこそ、やっつける瞬間が最高に気持ち良いはずだから。
過去二度のアップセットではいずれも、本気で上を倒そうという意思の強さがピッチにもスタンドにも表れていたと思います。
だから、また日本を驚かすようなデカいことを起こすために、今回はあの時以上に高い意識で戦いましょう!
自分たちがあの時以上に強くなったと示すためにも、今の松本が出せる最高を見せてやりましょう!
小瀬での甲府サポーターは、いつも圧倒的な雰囲気を作り出してきます。
だからこそ、引っ繰り返すには俺らはいつも以上にやらなきゃいけません。
小瀬の空気がいつもと違うものになるぐらいに、熱く戦おう!
選手たちが、その熱に応えてくれると信じて!!
信州松本の誇りに賭けて、甲府には負けられない。
松本が同じ舞台にやってきたって、思い知らせてやりましょう!
熱い気持ちを込めて、行こう!!